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むらじぃ

2009年01月15日

不発弾

1月15日だ。ちょっと一昔ならば、本日が成人式となっている。自分の20歳は、犬舎で掃除をしていました。式典にも参加することなく研究生活、研究三昧だった。


 昨日は、沖縄では全国発のニュースが流れた。不発弾の爆発事故があった。


 建設重機で掘っていた最中にドカーンと爆発した。穴は4mくらいとのことだった。地質的には土砂ではないように見えた。土砂の中で爆発していればもっと大きな穴が開いたと思うが、現場からの映像では硬い岩盤のように見えた。糸満市の役所の方も硬い岩盤だったので、不発弾が存在するなんて思っていなかった。との発言がありました。

砲弾については、時限信管がついていない限り触発信管が大半と思う。地面や物体に砲弾が当たることで砲弾内部の爆薬に点火されて大きな爆発となるのでした。硬い岩盤だったので通常は信管が作動して爆発することになる。逆に柔らかい地面だと信管が作動するだけの反作用の力が働かなくて地面に”めり込む”ことになる。それで地面深くめり込んだ砲弾は爆発しなくて不発弾となる。


 沖縄戦が終了して64年が経過したが、まだまだ大量の不発弾が存在する。不発弾処理には、長い年月が必要とされる。不発弾、陸上では磁気探査で発見、そして発掘で識別が可能だ。水中での不発弾ともなると大変だ。砲弾の表面にサンゴや他の海洋生物が付着、貝殻が付着していることもありそうだ。60年以上も前となると付着して原型をとどめないかもしれないのでした。


水中でも5インチ艦砲弾、250kgや500kg爆弾等が見つかることがある。機関砲弾やライフル弾、拳銃弾等様々だ。砲弾や爆弾は怖い。触発信管だと、ちょっとした衝撃でドカンと来るやもしれない。


 沖縄の戦後は、まだ終っていない。この不発弾処理が終るまでに50年以上もの歳月が必要されているのでした。


 水中で不発弾にはお目にかかりたくないのでした。


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Posted by むらじぃ at 23:48│Comments(0)ひとりごと
 
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