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むらじぃ

2007年03月31日

急患搬送中の事故

寝ぼけた状態で携帯メールの受信音で叩き起こされた。メールを見て驚いた。陸上自衛隊の101飛行隊のヘリコプターが消息不明とのことだった。パソコンで確認した。徳之島での胸部大動脈瘤破裂の危険性のある急患患者を移送するために出動したとのことだった。午前8時半から墜落現場からの映像が放映されていた。夜間急患搬送の危険性を再確認した。当日は海上濃霧警報が発令中とのこと。雲は低く垂れ込めていたとのことだ。最初の着陸地点は病院の近くだったが、視界不良のために徳之島空港に変更したとのこと。墜落現場を見ると山の頂上直前に激突している。4名の搭乗員が亡くなった。何があったのだろう。


 CH47型はタンデム型で長距離飛行が可能なヘリコプターでも、最新のデジタル航法装置がついているのだろうか。ドップラー電波高度計でルックダウンの高度を確認できる装置がついていないのだろうか。何らかの警報装置や暗視野装置の装備はなかったのだろうか。


 米軍が開発中の視界不良な状態でも安全な着陸ができる装置が紹介されている。http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200610261336に紹介されている装置、PhLASHの価格は1セットあたり15万ドル(約1,800万円)。日本で導入しようとすれば倍以上のお値段になりそうかな。PhLASH (photographic landing augmentation system for helicopters)は、ヘリコプターが地表に接近 して砂を巻き上げる前に高度50m、着陸地点から200m前後離れた上空から1100万ピクセルの高解像度赤外線デジタルカメラによりGPSによる方位位置情報と一緒に着陸地点一帯の画像を撮影。


 夢のような視界を確保してくれる機器があればパイロットの精神的な負担は軽減されると思うのだが。あるいは全天候型のUH-60型の最新鋭機が導入しれていればと思うこともあるのでした。


 パイロットの方は、この飛行がラストフライトだったようだ。おまけに徳之島の出身との記事があった。夜間の急患搬送での墜落事故、1990年2月に固定翼のMU-2型機が宮古島に急患搬送のために向かったが宮古島の手前で墜落事故があり、医師を含む自衛隊員が4名亡くなった事故があった。


 離島県での急患搬送の需要は、ますます高まっている。まして沖縄本島内でも那覇中心に医療機関が集中しているが、恩納村から以北では、医師不足が深刻になっている。陸続きの沖縄本島でも南北での医療格差は凄いものがある。ドクターヘリの重要性はますます高まっているのは事実なのでした。胸部大動脈瘤破裂の危険性がある場合は、固定翼よりも回転翼のように離着陸での衝撃が少ない方が安全に搬送することができるのだろう。


 機長の方は私と同じ年齢なのでした。合掌  


Posted by むらじぃ at 22:48Comments(0)ひとりごと

2007年03月30日

偵察飛行



浦添総合病院が運営するドクターヘリに体験搭乗してきました。4月から配備される新しい機体EC-135でデモフライトしました。EC-135http://www.euroheli.co.jp/product/ec135/index.htmlはヨーロッパの機体だ。機体は小型ヘリコプターになるのかな。これまで自分が見て来たのは海上保安庁、航空自衛隊等の中型ヘリや大型ヘリが主力だった。種類は小型に分類されるようだ。私は最後尾の席に座った。シートベルトは車とは違った。両肩を固定するタイプだった。ヘッドセットを装着、エンジンの下だったが、五月蝿くはなかった。インターコムでの会話をする際はスイッチを押さなければならないのでした。

 読谷を離陸して那覇港まで海沿いに移動。嘉手納基地上空を通過、那覇空港での着陸ルートに接近したので空中待機。全日空機が着陸していった。チービシに接近して着陸できそうなエリアを撮影するためにホバリングした。次に残波岬から真栄田岬経由で恩納村を海岸線沿いに名護に向かった。ちょうど真栄田岬では昨年のダイバー孤立事故の教訓を元に、より効率的な救助法の訓練に遭遇できた。駐車場が工事中だったが、米軍所属の消防隊が4両確認できた。あの事故の際は、もしかして米軍関係者が一名含まれていなかったら日本の消防の技術では救助できなかった可能性があると思い出した。
  


Posted by むらじぃ at 22:26Comments(0)ひとりごと