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むらじぃ

2020年06月25日

記憶の風化が心配だ。

 カタブイと落雷の洗礼を受けた。気象台の雷警報を確認したら、恩納村周辺に集中していることが判った。パソコン作業を中断してコンセントも外した。万一落雷があった場合の過電流が流れても大丈夫なようにした。


 戻り梅雨の降雨量は半端なかった。前線が停滞した際は、そのたびに大雨洪水警報が発令されているのでした。名護や本部方面では、実際に生活道路の県道の斜面が崩落して片側通行を余儀なくされたのでした。今年の沖縄の梅雨は陽性だったと思います。実際に雨が降り始めると、その都度大雨洪水警報が発令されたのです。


 沖縄戦が終結して75年という節目でしたが、多くの慰霊祭が新型コロナの影響で規模を縮小して実施された。ニュース報道も、特集を組んでいました。沖縄の芸能人のコメントがダブって放送された。


 改めて75年の年月の流れは、生存者が確実に減少していること。沖縄戦当時に中学生以上だと80代後半から90代となります。小学生位だと80歳半ばとなるのでした。当時の辛い記憶を呼び起こすことは心理学的には難しい問題があるとされています。


 PTSD発現の可能性があるとのことです。人間は極端に辛い記憶については、包埋して完全に記憶から消されていることがあると聞いたことがあります。何等かの刺戟があって辛い記憶が蘇ることがあるのでした。実際に、航空機の爆音を聞いて、戦時中の空襲と戦闘機の機銃掃射を受けて逃げ惑った記憶が蘇った例があるのでした。多くの方が辛い記憶を包埋したまま沈黙を守ることもあったようです。これらは当時の記録を文字化する仕事をしている学芸員の方から教えてもらいました。


 沖縄県内の市町村で歴史を発掘する仕事をしている学芸員も、戦時中の辛い経験の文字化は、歴史の風化を防ぐために必要な事柄なのです。



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Posted by むらじぃ at 21:00│Comments(0)ひとりごと
 
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