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むらじぃ

2018年11月11日

高気圧酸素治療あれこれ

 朝晩と日中の寒暖の差が激しくなりました。沖縄では、この何日かは25℃を超える気温を記録しているのでした。体調維持に苦労する季節にもなりました。少しづつ冬に近づいているのでした。すでに気象庁はエルニーニョ現象を観測しているとのこと。となると今年の冬は暖冬になる可能性があるとのことでした。風邪が流行りそうだ。肺の摘出切除手術を受けているので風邪引きは要注意なのでした。


 風邪を引いて医療機関を受診すると処方される薬の中で、最近話題になっているのが抗菌薬は役に立たないという議論だ。欧米では風邪と診断されても処方される薬は少ないと聞く。日本では昔から風邪で細菌やウィルス感染なので抗生物質が処方されて来た。でも、抗菌能力を高めることで風邪を退治する処方が当たり前になっている。また、ケガしたいの化膿止めの意味で抗菌薬が大量の投与される。開放性の傷でも感染防止のために大量の抗菌薬が投与される。でも、傷の治り具合が遅かったり、悪化することもあるのでした。


自分は、琉球大学の末席にて高気圧酸素治療の研究をしています。高気圧治療の機器として酸素を使っています。文字通り、高気圧酸素治療装置を使っています。再圧治療を実施する際に圧力を高める際に使用するガスは酸素を使っています。欧米では空気で加圧する方式は、数が少ないとのこと。高圧空気を使って加圧する場合は、酸素はマスクを使って供給されることになる。この方式の場合、治療中の患者さんの容態が急変した際は、急速減圧することは難しい。またマスク内に嘔吐した場合でも、緊急に対処することはできないのでした。


 高圧酸素に満たされた加圧室内での治療効果は高いことは欧米での治療治験でも明らかになっています。自分も治療課程を観察しているが驚くほど治療効果が高いことを実感しています。日本国内では高気圧治療では、相変わらず空気加圧方式が多い。これは欧米とは全く違う現状にあります。何故だろう。旧来から高圧治療の際、酸素で加圧するよりも空気で加圧するほうが安全だとの誤った知識が蔓延しているのでした。そんなことを指摘するので学会の一部から猛烈な抗議を受けているのでした。何か変な方向に向かっていると思うのでした。


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Posted by むらじぃ at 21:11│Comments(0)ひとりごと
 
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