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むらじぃ

2008年07月07日

空間識失調

最悪のケースとなりそうだ。青森県の大間沖で消息不明になっていたヘリコプター、夕方に機体の一部や搭乗者の持ち物等が漂泊しているのが回収されたとのこと。水深は20m前後とのことだ。この深度であれば、海上保安庁の潜水士が捜索回収の任に当たることになりそうだ。最終的な機体の回収については民間のサルベージ会社が担当することになりそうだ。それにしても24時間以上も行方不明になっている事実。通常は航空機は緊急事態に陥って遭難した場合に、すぐに捜索救助活動を立ち上げることができるように航空機用救命無線機を搭載することになっているが、今回は搭載していなかったようだ。


 この緊急通報装置ですが、着陸の際の重力が加重に加わった際に位置を知らせる機能があります。ちょっとだけ荒っぽい着陸動作でも作動することがあるとの話を聞いたことがあります。それにしてもサミット会場近くでの行方不明事案ですが、いまだに位置の特定が出来ていないのでした。


 事故の原因については、憶測だが「空間識失調」に陥ったのではないかとのことだ。霧が濃い中での操縦。計器は正常に働いていてもパイロットの感覚、位置感覚が狂ってしまうのでした。水平飛行しているつもりでも、逆様になってしまったのかな。夜間飛行している際に漁火と星を間違えて背面飛行して海面に激突なんて墜落事故がジェット戦闘機ではあるそうだ。自分の感覚を信じるか、計器を信じるかです。計器を信頼して、その指示に従うのみでした。


 潜水中にも空間識失調に陥ることがありますが、これは圧平衡がうまくできなく潜水墜落で鼓膜が破れ、中耳内に冷水が入り込んで平衡感覚を一時的に麻痺させることがあります。目玉がクルクル回っています。イメージ的には上向きなのか、下向きなのか、自分の位置関係が判らなくなってしまうのでした。ダイバーの場合は中耳の中に入り込んだ水が体温で温められれば回復します。水温8℃くらいの海に潜っている最中に空間識失調になりかけたことがあります。その際は、ブクブク排気して泡が水面に上がるのを見ながら、意識して上、上と顔を上げながら水平姿勢を維持して難を逃れたことがありました。


 パイロットの場合は、短時間に姿勢を安定させることが難しいのでした。


 サミット会場は、濃霧のためにヘリコプターでの移動が中止になり、車での移動となった。会場を選んだ責任者は、前任者の首相だったりして。

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